この記事を読むと「ほうれん草」と「スピナッチ」の違いが分かります。
「ほうれん草」と「スピナッチ」の違いとは！？
ほうれん草とスピナッチは、両方とも緑色の葉を持つ野菜ですが、いくつかの違いがあります。
ほうれん草は、ヨーロッパ原産の緑黄色野菜で、ビタミンA、C、K、B群 、ミネラルはカルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅 を含み、その他の栄養素として食物繊維、ポリフェノール、カロテノイドなども含まれていて非常に栄養価が高いことで知られています。
またスピナッチ（Spinacia oleracea）は、アカザ科の野菜で、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄分などを含み、こちらも栄養価が非常に高いことで知られています。
ほうれん草とスピナッチ｜見た目の違いは？
ほうれん草とスピナッチは似たような外見をしていますが、いくつかの違いがあります。
葉の形状の違い
ほうれん草の葉は丸みを帯びた三角形のような形状をしています。一方、スピナッチの葉はより細長く、先が尖った形状をしています。
茎の厚さの違い
ほうれん草の茎は細く、柔らかいです。一方、スピナッチの茎は太く、堅く、木質のように見えます。
ほうれん草とスピナッチ｜栄養価の違いは？
ほうれん草とスピナッチは、どちらも栄養価が高く健康に良い食材です。ほうれん草とスピナッチの栄養価の違いは以下のとおりです。
ほうれん草の栄養価の詳細
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。特に、ビタミンKは血液の凝固に関与し、骨の形成にも役立つため、ほうれん草を積極的に摂取することで、骨粗鬆症の予防や治療に役立ちます。
スピナッチの栄養価の詳細
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カルシウム、鉄などの栄養素を含んでいますが、ほうれん草よりもビタミンEやマグネシウムが多く含まれています。また、スピナッチに含まれる天然の化合物であるフラボノイドやカロテノイドは、抗酸化作用があり、がんや心臓病などの生活習慣病の予防に効果があるとされます。
ほうれん草とスピナッチの生産地と生産時期
ほうれん草の生産地と生産時期
春にはアメリカの西海岸、南部、東海岸、中西部、カナダ、メキシコ、ヨーロッパ、アジアなど多くの地域で生産されます。秋には、北米では南部から中西部、欧州ではイギリス、フランス、スペイン、イタリア、アジアでは中国、日本、インドなどで生産されます。
スピナッチの生産地と生産時期
春にはアメリカの南部、中西部、西海岸、欧州の地中海沿岸地域、アジアの地中海沿岸地域などで生産されます。秋には、北米では西海岸から南部、欧州ではフランス、スペイン、イタリア、アジアでは中国、日本などで生産されます。以上がほうれん草とスピナッチの生産地と生産時期になりますが、気候の変化や生産者の考え方などにより毎年変化する事もしばしばあります。需要が増えれば当然生産量も増加します。
ほうれん草とスピナッチの調理方法とレシピ例
ほうれん草とスピナッチの調理方法として代表的な物は共に、
1：そのまま生で食べる。
2：茹でて塩を振って食べる。
3：他の具材と炒めて食べる。
このような調理方法があげられます。
ほうれん草のレシピ例
【ほうれん草のサラダ】
材料：
・ほうれん草 1束
・トマト 1個
・玉ねぎ 1/2個
・キノコ 1パック
・オリーブオイル 大さじ2
・レモン汁 小さじ2
・塩・こしょう 適量
作り方：
ほうれん草は茹でて水気を切ります。
トマト、玉ねぎ、キノコを切ります。
ボウルにほうれん草、トマト、玉ねぎ、キノコを入れ、オリーブオイル、レモン汁、塩・こしょうを加えてよく混ぜます。
【ほうれん草のおひたし】
材料：
・ほうれん草 1束
・だし汁 1/2カップ
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ1
・砂糖 小さじ1/2
作り方：
ほうれん草を茹でて水気を切ります。
鍋にだし汁、醤油、みりん、砂糖を入れて火にかけます。
沸騰したら火を止め、ほうれん草を入れて味をなじませます。
【ほうれん草のクリームパスタ】
材料：
・スパゲッティ 200g
・ほうれん草 1/2束
・にんにく 2かけ
・生クリーム 200ml
・パルメザンチーズ 適量
・オリーブオイル 大さじ2
・塩・こしょう 適量
作り方：
スパゲッティを茹でます。
ほうれん草を茹でて水気を切り、みじん切りにします。
フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを入れます。
にんにくの香りが出たらほうれん草を加え、塩・こしょうで味を整えます。
生クリームを加え、弱火で煮詰めます。
スパゲッティを入れて軽く混ぜ合わせれば完成です。
お皿に盛り付けて、パルメザンチーズを振りかけて食べましょう。
スピナッチのレシピ例
【スピナッチのサラダ】
材料：
・スピナッチ 100g
・トマト 1個
・玉ねぎ 1/4個
・オリーブオイル 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・塩、こしょう 適量
作り方：
スピナッチはよく洗って水気を切ります。
トマトは適当な大きさに切り、玉ねぎは薄切りにします。
ボウルにスピナッチ、トマト、玉ねぎを入れ、オリーブオイル、レモン汁、塩、こしょうを加えて混ぜます。
器に盛って完成です。
【スピナッチとチーズのグラタン】
材料：
・スピナッチ 200g
・牛乳 300ml
・小麦粉 大さじ2
・バター 大さじ2
・チーズ 50g
・パン粉 適量
・塩、こしょう 適量
作り方：
スピナッチはよく洗って水気を切り、ざく切りにします。
フライパンにバターを溶かし、小麦粉を加えて炒めます。
牛乳を加えて混ぜ、とろみがつくまで火をかけます。
スピナッチを加えてさらに炒めます。塩、こしょうで味を調えます。
グラタン皿に移し、上にチーズとパン粉をのせます。
220度のオーブンで10〜15分ほど焼いて完成です。
【クリームスピナッチ】
材料：
・スピナッチ 200g
・玉ねぎ 1/2個
・バター 大さじ1
・小麦粉 大さじ1
・牛乳 200ml
・コンソメキューブ 1/2個
・塩、こしょう 少々
・ナツメグ 少々
【作り方】
スピナッチは洗って水気を切り、食べやすい大きさに切る。
玉ねぎはみじん切りにする。
鍋にバターを入れて溶かし、玉ねぎを炒める。
小麦粉を加えて炒め、牛乳を少しずつ加えながら混ぜる。
コンソメキューブを加え、スピナッチも加えてさらに煮る。
塩、こしょう、ナツメグで味を調えて完成。
まとめ
ほうれん草とスピナッチは似ているようで実は違った野菜だったようです。
「ポパイ」がほうれん草缶を食べてパワーUPするように（英語表記はSPINACHだったりします）どちらもとても栄養価の高い野菜ですので、積極的に摂り入れるようにしましょう。
最後までお読みいただき有難うございました。
