「そうめん」と「ひやむぎ」はいったいどこが違うの?
そうめん(素麺)とひやむぎ(冷麦)の違いとは!?
見た目も似ている両者ですが、あなたは違いに答えることが出来ますか?
実は両者には明確な違いがあったのです。
その違いとは!?気になる方はこちらの記事をごらんください。
そうめん(素麺)とひやむぎ(冷麦)は製法が違う
そうめんは生地を手でよりながら細く伸ばして作ります。
「手延べそうめん」って聞いた事がありますよね。
そうめんとは正にその名の通り手でのばして作られるものです。
対してひやむぎとは生地を平たくのばして細く切った物になります。
ひやむぎは製法としてはうどんと同じです。
うどんより細く切った物がひやむぎになります。
そうめんとひやむぎは材料が違う!?
材料はそうめん(素麺)もひやむぎ(冷や麦)も水と小麦粉で同じですが、そうめんは手で細く伸ばす時に油を使います。
ひやむぎは生地を刃物で切るだけなので油は使いません。
違うのは油を使うか使わないかだけです。
そうめんとひやむぎは麺の太さが違う
麺の太さはJAS(日本農林規格)で定められており、明確な違いがあります。
種類 | 麵の太さ |
そうめん | 直径1.3mm未満 |
ひやむぎ | 直径1.3mm以上、1.7mm未満 |
うどん | 直径1.7mm以上 |
麺の断面の形状はその製法により、そうめんは丸、ひやむぎは角になります。
しかしながら、現在では製麺機で作られる事がほとんどで、その違いは曖昧な物になってきています。
なので、見た目で違いが分かるように、ひやむぎ(冷麦)にはカラフルな色付き麺を入れる事もあるようです。
そうめんとひやむぎは味が違う!?
材料が同じなので基本味は同じですが、強いて言えば製造会社によって多少味が変わってくると思います。
(水と小麦粉の分量の違いとか麦の産地や種類の違いだったりとか・・)
そうめんとひやむぎでは食感が大きく異なります。
そうめんは細くて油も使っているので喉ごしも良く食べ易い、ひやむぎはそうめんに比べ麺が太くてもちっとしていて食べ応えがあります。
食欲のない時はそうめん、満腹感を感じたいならひやむぎがオススメです。
そうめんとひやむぎ、断然美味しいのは!?
そうめんとひやむぎ、断然美味しいのはズバリ「生麺」です。
両者とも乾麺と生麺(半生麺)がありますが、小麦粉の風味や素材をの味を最大限に味わうなら圧倒的に生麺になります。
生麺は日持ちがしないと言うデメリットがありますが味で言えば乾麺より圧倒的に生麺の方が美味しいです。
そうめんと冷麦の保存期間(賞味期間)は?
保存期間(賞味期間)はそうめんとひやむぎでの差はありませんが、生麺と乾麺で差が出て来ます。
両者とも生麺は製造日より数日~1ヶ月程度、乾麺は半年以上持つ物がほとんどです。
ひやむぎ(冷麦)の名前の由来
ひやむぎ(冷麦)の名前の由来は「切り麦」を冷やして食べるところから来ています。
切り麦とはうどんを細く切った物になります。
うどんを温かくして食べるのが「あつむぎ」、対して切り麦を冷やして食べるから「ひやむぎ」になります。
ひやむぎ(冷麦)は、そうめん(素麺)とは別物で、どちらかといえばうどんに近い物だったのですね。
まとめ
いかがでしたか?そうめんとひやむぎは全くの別物で、そうめんは手で細く伸ばして作られた物、ひやむぎはうどんを細く切った物だと言う事がお分かりいただけたかと思います。
製法も本来は異なる物だったのですが、現在はほとんど機械で製造されているので、そうめんとひやむぎの明確な違いは麺の太さだけになっていると言っても良いでしょう。
あなたはそうめん派、それともひやむぎ派?
最後までお読みいただきありがとうございました。