常温保存でウェルシュ菌が爆発的に増殖!
2日目のカレーは美味しい!一晩寝かす事で野菜などの旨味成分が溶けだす事が美味しく感じる理由です。
しかし同時に1日目より食中毒のリスクも高くなります。
食中毒のリスクを抑えて美味しい2日目のカレーを食べるにはどうしたら良いのでしょうか?
2日目のカレーが危険な理由
2日目のカレーが危険な理由は、爆発的なウェルシュ菌の増殖にあります。
ウェルシュ菌そのものは十分に加熱すれば死滅しますが、一部のウェルシュ菌が形成する芽胞(がほう)は高温で数時間加熱しても死滅しません。
生き残った芽胞は周りの温度が45°前後になると発芽し始めて、3時間後位に爆発的に細菌が増殖します。
傷みやすいカレールーはウェルシュ菌が増殖しやすく食中毒のリスクが高い食品なのです。
ウェルシュ菌を増やさないのがポイント!
常温で爆発的に増殖するウェルシュ菌を増やさないために、1日目のカレーを食べ終わったら、粗熱を取った後、すみやかに冷蔵しましょう。
20°~40°前後がもっともウェルシュ菌が増殖しやすい温度になります。
冷蔵庫などで冷蔵保存する事で、ウェルシュ菌の増殖を軽減できます。
夏場や梅雨時期は保存しないですぐ食べる
夏場や梅雨時期はカレーに限らず食品が最も傷みやすくなる季節です。
湿度が高いこの時期は特に食中毒のリスクが高まるので、2日目のカレーは諦めて1日目で食べ切るようにしましょう。
2日目のカレーの食べ方
2日目のカレーを食べる時は十分に加熱してから食べましょう。
理由は生き残った芽胞が発芽し、カレーの中で増殖しているウェルシュ菌を死滅させるためです。
鍋で保存している場合は、十分に熱を行き渡らせるため良くかき混ぜて、グツグツと煮えるくらいまで十分に加熱してから食べましょう。
2日目のカレーが危険な理由のまとめ
いかがでしたか?旨味成分が溶けだす事により1日目よりも美味しい2日目のカレーですが、食中毒のリスクが高い事もお分かりいただけたでしょう。
リスクを軽減させるために、
2 : 2日目は十分に加熱してから食べる
この2点に注意して、食中毒の原因となるウェルシュ菌の増殖を防いで2日目のカレーを美味しく食べましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。